「高円寺三角地帯」の換気計画についてご説明します。

まずは図面をご覧ください。
2022_高円寺三角地帯の換気計画

「高円寺三角地帯」はその名の通り三角形の敷地を持つ撮影スタジオ(兼 飲食店)です。

キッチンには大型の換気扇があり24時間室内の空気を屋外に排出しています。エアコンはフロアに業務用天井カセット形が設置されており「送風」と「エアコン」を交互に運転することで「外気導入」と「空調」を両立させています。

サーキュレーターはレジ上カウンターとドア内側天井の2箇所に設置され24時間稼働しています。レジ上カウンターのサーキュレーターは天井エアコンの冷気をフロア全体に撹拌する役割を担います。ドア内側天井サーキュレーターはドアを開放したままの営業時に室内の冷気を外に出るのを防ぐエアカーテンの役割を担います。

レジ横の2つの出窓とドアは営業中は開放して自然換気を促します。これにより三角形の長辺の20%程度の窓が開放されることになります。室内にはテーブル席横の柱に二酸化炭素濃度メーターを設置。常に換気が機能してるかを数値で確認することができます。

会話がほとんど発生しない「原稿執筆カフェ」「動画編集カフェ」から常に会話が発生する「対談スタジオ」「飲食店営業」まで様々な状況に対して最大限の換気能力が発揮できるよう設備に留意しています。

パンデミックの収束は未だ見えませんが施設側・利用者側ともに最大限の注意を払いながらひとつひとつのイベントを運営していきたいと考えています。

今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。