「高円寺三角地帯」は飲食店許可のある撮影スタジオですが、いろいろな業態に変わります。その場合は最小限の手間で最大限の個性が出せるように「看板」や「額縁」が変えられるようになっています。

今回は通常モードから「原稿執筆カフェ」の店開きをするまでのプロセスを例にご覧入れましょう!

まずは赤いオーニング(日除け)を出します。これによりテラス席の日差しがやわらかくなり赤い透過光で室内もほんのり赤くなります。
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次に「看板」を設置します。「A1」で印刷したポスター用の額縁をドアの内側のスリットに差し込みます。
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そしてドアを閉めるとガラス部分が店名の「看板」になります。閉店状態でも店名がわかりやすく広告効果もあります。
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営業中はこの「額縁」をひっくり返し換気のためドアを開放します。ガラスがないので「額縁」のポスターによる店名はより視認性が上がります。ドア横には「ON AIR」と「OPEN」のLEDランプがあります。撮影スタジオとして使用してる時は「ON AIR」が、飲食店営業やイベント時など誰でも入れる日は「OPEN」が点灯します。

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次に窓に掲示用に特製リバーシブル仕様の6面額縁にA4のポスターを入れていきます。「原稿執筆カフェ」では6つのルールがあるのでそれを1枚づつ掲示します。
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窓の上にはピクチャーレールがあるのでそこにワイヤーフックをかけてリバーシブル仕様の「額縁」を吊るします。額縁はエアコンの風で揺れたりしないようにガラス面に密着させるためのワイヤーフックがあります。また営業中にガラスと干渉して不快な音が出ないようにゴム足がついています。
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外から見るとこのように見えます。ドアの看板の「原稿執筆カフェ」という文字で「なんだろう?」と思った通りかかりの人が窓ガラスのルールを読むうちにどんな店なのか?のプレゼンテーションが終わる仕組みになっています。(これは「動画編集カフェ」も同じです)
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これでお店の外観は完成です!
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テラス席は喫煙やテレビ電話など発話が発生する作業時に使えるスペースです。ペット用のフックもあります。

あとは室内の清掃と細かい調整で店開きの準備は完了です。

ここではどのような工夫をしてお客さんを迎えているかのポイントをご紹介します。

窓際のカウンターは4席あります。特製の横アクリル板は着脱が楽なオリジナル仕様でネジに金具をはめこんで固定します。(写真はなにもない状態です)
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カウンター席は4席でこちらにも横アクリル板を設置してあります。
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「原稿執筆カフェ」は作業に集中してもらうコンセプトなので会話が発生しません。「高円寺三角地帯」はこうしたコワーキングだけではなく飲食イベントを行うこともあるので「ワインバー」「バー」として営業する時用にテプラでアドバイスを貼ってあります。なるべく禁止語を使わずに「感染対策」について「注意喚起」を促せるように工夫しています。
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カウンターの下にはAnker製の急速充電器がビルトインされていて自由に使えます。


カウンター下の棚にはUSBポート付きの4口電源タップがありノートパソコンなどを給電しながら使用することができます。この電源タップは2席に1つ用意してあります。
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窓際カウンターの天面にもAnker製の高速充電器をビルトインしてあります。この充電器も2席に1つ用意してあります。貸し出し用のケーブルもUSB-C/USB-micro/Lightningがあり自由に使うことができます。
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窓際カウンターの足元にはエレコム製の6口電源タップが用意されています。ピアノライトで1口使っていますがお客さまは5口使えます。こちらも2席に1つ用意してあります。

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さらに全席にスマホスタンドをご用意してあります。適度な角度がつくのでパソコンを使いながらもメッセージの着信などを気軽に確認できます。消毒用のアルコールは店内各所にありますが小型のスプレータイプもカウンター各席にご用意しました。
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ハイスツールの下には荷物カゴをご用意しました。このカゴは床から浮いておりほこりがバッグにつかないように「お荷物をどうぞ」と印刷された紙をパウチして敷いてあります。
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キャリーバッグなどの大きな荷物はデルタステージなどにも置けますので来店時に店長にご相談ください。

このように「原稿執筆カフェ」は10分程度で通常の撮影スタジオから転換します。室内のインテリアや備品はパソコンやスマホで作業する人の快適性を考えて最適化してあります。
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なお「原稿執筆カフェ」は毎日営業していません。
こちらの公式ページで営業時間を確認してお越しください。


「高円寺三角地帯」では今後も様々な人とユニークな企画で営業する予定です!お楽しみに!